【9/30 特別コラム】高額なハンドキャリーの落とし穴
自分は大丈夫だよ。そう思っていませんか?
税関スタッフに声をかけられると緊張する.
そんな経験はありませんか?
日本人は海外に1万USD以上相当を持って行く時は税関に申告する義務があります。
マニラ空港で知人が税関でバッグをチェックされました。バックに高額な日本円の現金が入っていたのです。
税関の取調室で金額を確認する事になりました。
一室には先客がいたのですがアメリカ人でした。
驚いた事に札束というより、お札の山!テーブルにてんこ盛りの1000PHP札が積まれていました。
持ち主は、さえない感じのアメリカ人男性でした。
彼は今から自分に起こることが理解できてない様でした。
ただただおどおどするだけです。
彼は電話で本当のお金の持ち主と話をしていましたが、税関にばれたことを報告して謝っていました。
電話の先で弁護士を呼ぶように指示があったようでした。
彼は顔がだんだんと青ざめていき汗をかき出しました。これから彼を待っている不幸は逮捕と没収です。
私は涼しい顔で彼を見ていましたが知人はアメリカ人を見て落ち着かない様子でした。
私は貴重な体験でワクワクしていました。
そのときすでに私の知人は逮捕も没収もされないことを私はわかっていたのです。
私は税関の職員に「魔法の言葉」を告げました。職員は笑顔でした。
ですが、アメリカ人は大変な事になることが私は部屋に入った瞬間にわかりました。
知人とアメリカ人のいずれも、高額な現金を持ち込んでいます。
申告書を共に記載しておらず赤外線検査に引っかかりました。
同じように見えますが、かたや没収と最悪は逮捕。最低でも当日は勾留されてしまいます。
悪質だと判断されれば数ヶ月の可能性もあります。かたや知人は普通に申告書を書いてバイバイできる。
まさに天国と地獄。この差はなんでしょうか?答えは最後に。
古くはタックスヘイブンと呼ばれる国へ脱税目的で渡航する人、現在ではドバイやカンボジア、モンゴルなど低税率国へ現金を持ち込む人があとをたちません。
後ろめたい違法な送金はやめるべきです。人生が変わってしまいますよ。
海外で高額な経済活動を行うなら現地法人を設立して堂々と持ち込めば良いのです。
現地の税関も笑顔で受け入れてくれます。
日本の国税も応援してくれるでしょう。
だってわざわざ、リスクをとって投資してくれるのですから!
気持ちよく資本金として、運転資金として、設備投資として現地法人に預け入れる申告して堂々と現金を持ち込めば良いのです。
海外で運用したい金額によりますが、概ね二千万円以上の投資活動をされる場合はフィリピン現地法人設立をお勧めします。安いですから。
フィリピンは外国人投資家は優遇政策をとっておりアセアンで唯一の外国人でも100%株主になれる国なのです。名義貸しで乗っ取られる心配は皆無です。
アメリカの子分ですから、遺伝子を受け継いでいます。また、外国人投資家を優遇しないといと経済が回らないのです。
ただし業種によって異なります。また、法人を設立して株式投資や不動産投資や事業する事が可能です。投資したい外国人のために特別ビザSIRVも発給し在留を保証してくれます。
日本から簡単な手続きで送金も入金も可能です。
日本より低税率国だし経済特区であれば最大4年間は0%法人税です。
フィリピン法人で日本の不動産も購入できます。日本の不動産投資で得た収益は最終的にフィリピンのの法人はフィリピンの税率でフィリピンに納税します。
実は海外法人を設立する事で、投資と事業のキャッシュフローを改善して成長しやすくできる効果があります。
世界で一番高い税率は日本です。
個人も法人も先進国でトップの税率です。
投資のグローバル化を進める場合は現地法人の設立を検討しても良いのでは?
私はBGCとマカティで法人設立とアカンタント事業を提供しています。お気軽にご相談ください。
さて、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
気になる答えですが「外国人が50000pを超えるpeso」を持ち込む場合はマネーロンダリングを疑われます。
私の知人は高額な札束で数個持っていましたが「日本人が日本円」を持ち込んだだけです。
自分の会社に運転資金を持ってきたよ!という説明で十二分です。知人は現地法人を設立しています。
アメリカ人とは実は同じ無申告でも大きな違いなのです。
さらにアメリカ人はオカダマニラというカジノの袋に札束を多数入れていました。
資金洗浄しているよ!自白しているに等しいですね。
カジノの、シャンケットサービスを使って同様にハンドキャリーする人があとを立ちません。やめた方が良いですよ。
キチンと法人設立して、持ち込むお金を申告しておけば安心です。
堂々と海外投資、事業進出したい方は遠慮なくご相談ください。
毎月フィリピン進出セミナーもやっています。ではでは
鈴木信宏(フィリピン株.com主宰)
(2024年9月30日)