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宮崎駿監督がマグサイサイ賞受賞

2024年マグサイサイ賞に映画監督の宮崎駿氏が選ばれた。

マグサイサイ賞はアジア地域で社会貢献などに傑出した功績をあげた個人や団体に対してマニラのラモンマグサイサイ賞財団から送られ、『アジアのノーベル賞』とも呼ばれる権威ある賞。

日本人では1964年に岡山県知事の三木行治氏が初めて受賞して以降多くの日本人が受賞しており、映画監督としては1965年に受賞した黒澤明氏に次ぐ受賞。

フィリピンは1946年にアメリカ統治下から独立して以降も、フィリピン共産党の組織グループである抗日人民軍(フクバラハップ)に手をやいていた。そにフクバラハップを壊滅に追い込んだのが、ラモンマグサイサイであり、その功績が認められて1953年第7代フィリピン大統領に就任後は農地改革や高度経済成長に貢献。
1957年11月の大統領選では再選が確実視されていたが、同年3月17日遊説先のセブからマニラへの帰途に搭乗した大統領専用機がエンジントラブルで墜落し49歳で不慮の事故死を遂げた。

彼の死後その功績を称えニューヨークのロックフェラー兄弟財団の出資によりラモンマグサイサイ財団が創設されマグサイサイ賞が誕生した。

(2024年9月4日)
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