Menu

BDOユニバンク 純収入12%増の1,428億ペソで最大手を堅持する

BDO(Banco de Oro)は、フィリピンで幅広いサービスを提供する総合銀行であり、フィリピンで最大かつ最も成功したコングロマリットの一つであるSMグループの一員として、全国に1,700以上の支店と5,500台以上のATMを持ち、最大の配信ネットワークをもっている。

また、香港とシンガポールのフルサービス支店を含む16の国際オフィスを、日本を含めてアジア、ヨーロッパ、北米、中東に展開しており、SMグループのシナジーを活かして預かり資産、店舗数、顧客数はトップを確保している。

BDOは7月29日、2024年上半期の事業報告書を公表し、2024年上半期の純益は前年同期比12%も増加し1,428億ペソと好調だ。
フィリピンは金利も上昇していた背景もあって融資貸出の金利ギャップが大きく金利収入は11%増の996億ペソとなった。そのほか各種手数料、保険料収入、証券売買益、為替などの非金利収入も好調で13%増だった。

BDO銀行の主要な商品およびサービスは、法人および消費者向けの貸付、預金業務、外国為替、ブローカー業務、信託および投資、クレジットカード、リテールキャッシュカード、企業のキャッシュマネジメント、送金など。海外にも支店が多く存在して現地の子会社を通じて、投資銀行業務、プライベートバンキング、リースおよびファイナンス、地方銀行業務およびマイクロファイナンス、生命保険、損害保険ブローカー業務、オンラインおよび従来型の株式ブローカー業務も提供している。OFWで活躍するフィリピン人を支援する一翼を担っている。

(2024年8月2日)
上へ行く